歯科医師の求人の現状と考え方

厚生労働省による調査で、平成27年1月末における全国の歯科診療所数は68,700軒を超え、約4万店のコンビニエンスストアよりはるかに多くなっています。地方の一部には増加がみられますが、都市部では歯科診療所を廃業して勤務医に転職したり、歯科医から医療関係の営業やコンサルタントに転職する人さえ出てきています。



平成22年度には既に我が国の歯科医師数が10万人を突破し、「飽和状態」が続いているからです。勤務医の給与は二年目で25~30万円位が平均的で、5人に1人は年収300万円以下のワーキングプアーであると言われています。



それでも一般会社の普通のヒラの会社員より良く、昔が良すぎただけでまだ恵まれてますが、医師免許取得までに掛かった投資額を除いた実質的な収入は一般的なサラリーマン程度であるとも言えます。また、残念ながら勤務医も新卒の求人は少ないのが現状で、思うような理想の勤務先医療機関が見つからず、就職浪人をしている歯科医や医療機関に就職はしたけれど待遇が悪いので辞めたいと思っているなど転職を希望する歯科医が多く、歯科医の求人サイトが沢山あります。
また、歯科医療機器を開発制作しているメーカーなどでは、歯科医師としての経験を生かした人材の求人もあり、製薬会社も新薬研究、開発のための人材を必要としてます。

このように、歯科医が他業種への就職、転職を考えるならニーズはあるのです。
あるいは、日本人の赴任が多い中国などの海外で歯科医院を開業するなど、新天地を求めて日本を脱出する歯科医師もいますが、地方では歯科医師が不足していますから、地方の歯科医院に就職して、スキルを磨いて経験を積むことも良い歯科医師になるための重要な選択肢になります。